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ZOZOTOWN

 


1998年の創業以来、同社の社長を務めてきた前澤友作氏は12日付で社長および取締役を退任する事が決まった。前澤氏は現在もZOZOの36%の株式を保有する筆頭株主だが、今回のTOBでその大部分を売却することとなった。

 ZOZOの売却のきっかけは孫会長への相談した事がきっかけと言われている。

「ものすごくシナジーの効いた提携になるのではと、自信を持って進めてきた。お互いの弱点を補い、強いところを伸ばし合える、結婚のような提携になる」

12日夕から都内で開かれた記者会見で、前澤氏はこう力説していた。

ZOZOがヤフーと資本業務提携を結ぶきっかけとなったのは、前澤氏が以前から親交があったソフトバンクグループの孫正義会長兼社長に悩みを相談したことだった。

前澤氏は「新しい人生を過ごしたい」「(2023年に予定する)月へ行く訓練に時間がかかる」など、社長を続けることについての葛藤を吐露。これに対し、孫会長は「当分、前澤くんが社長を継続したほうがいいんじゃない」などと返答した。こういったやりとりの中で、孫会長は「ヤフーとZOZOで何か提携をやってみるか」と資本提携を提案したのち、

6月下旬以降、ZOZOとヤフーの間で資本業務提携の話し合いが進められたそうだ。孫会長から社長続投を求められた前澤氏だが、「『これからZOZOの成長に必要な経営体制は何か』と、冷静に自問自答した」結果、9月に退任することを決断したというのだ。